点字マット（ラインタイプ）

"点字マットは、視覚に障がいのある方が安全に移動できるように、進行方向や注意すべき場所を足裏で感知できるよう設計された案内資材です。公共施設やビルの入口、駅のプラットフォーム、横断歩道の手前などに設置され、方向の案内や危険箇所の警告を目的として使用されます。バリアフリー対応に欠かせない重要な設備です。 "

点字マットには、進行方向を示す「誘導マット」と、注意や危険を知らせる「警告マット」の19種類が基本となります。誘導マットは細長い突起が並んだ形状で、進むべき方向を示し、警告マットは丸い突起が並び、階段や交差点などの注意が必要な場所に設置されます。

点字マットを設置する際は、まず設置場所の床面をしっかり清掃し、ほこりや油分を取り除きます。次に、マットを所定の位置に合わせ、ズレがないよう調整したうえで、接着剤や専用の固定具を使ってしっかりと固定します。しっかり接着することで、長期使用でも安全に機能を維持できます。

点字マットは、定期的に表面の汚れを清掃し、摩耗やひび割れ、めくれなどの損傷がないかを点検することが大切です。踏まれる機会が多いため、突起部分の摩耗が進んでいる場合や視認性が低下している場合は、早めの交換をおすすめします。安全性を保つためにも、こまめなチェックが重要です。