【防災の日2025】家庭も工事現場も万全に!災害から身を守る備えとおすすめ防災用品

【防災の日2025】家庭も工事現場も万全に!災害から身を守る備えとおすすめ防災用品

2025.08.25 工事現場

目次

9月1日は防災の日

毎年9月1日は防災の日です。防災の日は、関東大震災の教訓を受け継ぎ、家庭や工事現場など職場での災害対策を見直す大切なきっかけとして、全国各地で訓練やイベントが行われます。地震や台風、豪雨など自然災害が多い日本では、いざという時に「何を備えておくか」「どう行動するか」が命を守る鍵となります。

 

オフィスや工事現場では、作業員や周囲の安全を守るための防災用品が欠かせません。一方で、家庭でも飲料水や非常食、ライト、簡易トイレなど、防災の日をきっかけに点検しておきたい基本的な備えが必要です。

 

本記事では、防災の日の由来や全国での取り組みを紹介しながら、家庭、オフィス、工事現場など幅広く役立つ防災用品と選び方を分かりやすく解説します。防災の日を機に、あなたの備えを一度見直してみませんか。

 

防災の日とは?由来と目的を知って備える

防災の日は、家庭だけでなく工事現場など職場にとっても、災害への備えを見直す重要な機会です。防災の日をきっかけに、地震や台風、豪雨などの自然災害に備え、工事現場では現場特有の防災用品を確認し、オフィスでは避難経路や安否確認の体制を再点検します。こうした防災の日の取り組みは、日頃の安全対策を強化し、被害を最小限に抑えるために欠かせません。

 

防災の日とは

防災の日とは、毎年9月1日に制定された、防災意識を高めるための重要な記念日です。この防災の日は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災の日に由来しており、地震や台風など自然災害への備えの重要性を再確認するために設けられました。

 

日本は地震、台風、豪雨、火山噴火などの自然災害が多い国です。防災の日は、こうした災害に対して「自分や家族、職場や工事現場の命を守るために何が必要か」を考えるきっかけの日として位置づけられています。

 

また、防災の日を含む8月30日~9月5日は「防災週間」とされ、全国各地で防災訓練や啓発イベントが行われます。家庭や職場、そして工事現場など、あらゆる場所での備えを見直す絶好のタイミングです。

 

関東大震災からの教訓

関東大震災は、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、相模湾北西部を震源として発生しました。マグニチュード7.9という巨大地震で、東京・神奈川・千葉を中心に甚大な被害をもたらし、死者・行方不明者は10万人を超えるとされています。

 

被害が拡大した大きな要因は、地震そのものだけでなく、火災の発生と延焼です。地震発生が昼食の時間帯と重なり、各地で火災が同時多発。さらに強風によって炎が広がり、多くの人命と街を奪いました。工事現場でも同様に、火災や倒壊による二次被害の危険性は高く、現場特有の安全対策が欠かせません。

 

関東大震災から学べる主な教訓

  1. ・発災直後は火災の危険が高まるため、避難行動と同時に火元確認、消火を行うこと
  2. ・都市部や工事現場は建物や設備の倒壊、閉塞により、救助、避難が困難になる
  3. ・家具や什器、現場資材の転倒防止対策は、安全確保に直結する
  4. ・家族や現場作業員との連絡手段や避難場所の事前確認が、混乱時の行動を助ける

 

防災の日は、この関東大震災の経験を風化させないために制定されました。家庭・職場・工事現場すべてにおいて、地震や火災への備えは、当時から100年経った今でも変わらず重要です。

 

災害への意識を高める防災政策の背景

日本は世界でも有数の自然災害大国であり、地震・台風・豪雨・土砂災害・火山噴火など、多様な災害が頻発しています。過去の大規模災害から得た教訓をもとに、国や自治体は「防災意識の向上」を目的とした政策や制度を整えてきました。


防災の日は、その象徴的な取り組みのひとつであり、家庭・職場・工事現場すべてで災害への備えを強化する契機となっています。

 

代表的な防災政策

  1. ・防災の日、防災週間の制定
    関東大震災の教訓を伝え、家庭や工事現場を含むあらゆる場所で災害に備える行動を促すために設けられた。
  2. ・防災訓練の全国実施
    自治体・企業・学校・工事現場などで、地震・火災・津波などを想定した避難訓練を毎年実施。
  3. ・防災教育の推進
    学校教育や地域活動、現場スタッフ向け研修を通じて、防災知識、減災行動を身につける取り組みを展開。
  4. ・防災計画とBCP(事業継続計画)の策定
    自治体や企業が災害時の行動計画を明文化し、防災の日や訓練日を活用して復旧までのプロセスを定める。

 

これらの政策の背景には、「備えが被害を減らす」という確かな事実があります。災害発生時に冷静に行動できるかどうかは、平時の準備と意識によって大きく左右されます。防災の日をきっかけに、国・地域・企業・家庭、そして工事現場が一体となって取り組むことが、将来の被害軽減につながります。

 

津波防災の日とは

津波防災の日は毎年11月5日に制定されており、2011年の東日本大震災を受けて、津波に関する知識普及や避難訓練を促進する目的で設けられました。日付は1854年の「安政南海地震」で稲むらの火によって村人を避難させた逸話にちなんでいます。この逸話は、浜口梧陵が津波から村人を救うために、稲むらに火を放ち、避難を促したというものです。

 

津波防災の日には全国各地で津波避難訓練や防災啓発イベントが行われ、沿岸部の学校や自治体では避難経路の確認や高台への避難シミュレーションが実施されます。

 

防災週間に行われる主な取り組み

防災週間は、防災の日(9月1日)を含む毎年8月30日~9月5日までの7日間を指します。この期間は、政府や自治体、企業、地域団体が連携して、防災意識を高めるためのさまざまな活動を全国規模で実施します。

 

防災の日を含むこの7日間は、家庭や職場、そして工事現場にとって、災害への備えを強化する絶好のチャンスです。こちらでは防災の日を含む防災週間の主な取り組みをご紹介します。

 

自治体の防災訓練・避難訓練

防災の日には、多くの自治体が住民参加型の防災訓練や避難訓練を実施します。地震・津波・火災・土砂災害など、地域の特性に合わせたシナリオを設定し、住民が実際の避難経路を歩くことで、災害時の行動を身につけることができます。防災の日の訓練は、家庭や職場だけでなく、工事現場にとっても災害対応力を高める重要な取り組みです。

 

訓練内容の一例

  1. ・防災無線やアプリによる避難情報の受信練習
  2. ・指定避難所への移動と受付手順の確認
  3. ・初期消火や応急救護の体験
  4. ・災害時に使える防災用品の使い方講習(現場向け工具・資材の安全確保方法を含む)

 

一部の自治体では、企業や工事現場と連携し、現場作業員も参加する合同訓練を行っています。こうした合同訓練は、防災の日を活用して地域と現場の連携体制を強化できる貴重な機会であり、災害発生時によりスムーズな対応を可能にします。

 

防災の日の訓練は、「知っている」だけでなく、「実際に行動できる」ようになるための大切なステップです。特に工事現場では、この日をきっかけに避難手順や資材管理方法を再確認することが、安全確保に直結します。

 

オフィス・工事現場での防災訓練と備品点検

防災の日は、企業にとっても、災害への備えを強化する絶好のタイミングです。企業では事業継続計画(BCP)に沿った避難訓練や安否確認システムのテストを行い、防災の日に合わせて災害発生時の初動対応を確認します。工事現場では、現場特有のリスクを踏まえた避難手順の確認や、備品点検を実施します。

 

特に工事現場や屋外作業では、「すぐに持ち出せる防災用品」が重要です。多機能ラジオ、簡易救急セット、トイレのようなグッズは、車に常備しておくことで、災害時に迅速な対応が可能になります。一方で、オフィスや現場事務所などの「滞在場所」には、長期避難や帰宅困難に備えた、折りたたみベッドや毛布などの常備品も必要です。

 

こうした用品は、日常的には使わなくても、いざという時には命を守るライフラインになります。防災の日をきっかけに、工事現場用の持ち出しグッズと職場常備用の備品を見直すことで、より確実で実効性の高い災害対策が可能になります。

 

防災イベントや啓発セミナーの例

防災の日には、全国各地で多彩な防災イベントや啓発セミナーが開催されます。自治体や防災関連団体、企業、そして工事現場を運営する事業者が連携し、災害への理解を深め、実践的な知識やスキルを身につけられる機会を提供しています。防災の日のこうした取り組みは、家庭や工事現場などの職場、すべてで防災意識を高めるきっかけとなります。

 

防災イベントや啓発セミナーの一例

  1. ・防災用品の展示・体験コーナー
    非常食の試食、防災ラジオやヘルメット、防炎ネットの使用体験など。
  2. ・避難所運営シミュレーション
    実際の避難所を想定し、受付から物資配布までの流れを学ぶ。
  3. ・応急救護・消火体験
    AEDの使い方、心肺蘇生法、初期消火の訓練などを体験。
  4. ・企業向け防災セミナー
    オフィスや工事現場特有のリスク対策、備品の適切な保管方法を学ぶ。

こうした防災の日のイベントやセミナーは、防災の知識を「知っている」から「できる」に変える貴重な場です。特に工事現場に関わる方にとっては、現場の安全確保に直結する最新の防災用品や訓練手法を知る絶好のチャンスとなります。

 

情報発信、広報活動

防災の日や防災週間には、テレビやラジオ、SNS、自治体広報誌などを通じて、防災に関する情報が積極的に発信されます。過去の災害事例や教訓、家庭・職場・工事現場での具体的な備え方などがわかりやすく紹介され、防災意識を広く浸透させる狙いがあります。

 

特にSNSでは、訓練の様子や防災用品の使用方法を動画や写真で発信する取り組みも多く、若い世代や普段SNSを利用する層への効果的なアプローチとなっています。また、工事現場関係の企業同士で安全対策事例を公開することで、同業者や地域住民との連携強化にもつながります。

 

こうした広報活動は、防災の日を単なる年中行事ではなく、実際の行動につなげるための重要なきっかけとなります。

防災週間は、「普段は後回しにしがちな備えを行動に移す期間」です。家庭、オフィス、工事現場それぞれの環境に合わせて備えを見直すことが、災害時の被害軽減につながります。

 

防災の日は情報源と避難計画を総点検

防災アプリ・通知サービスの活用

防災の日をきっかけに、スマートフォンの防災アプリや自治体の緊急通知サービスの登録状況を必ず確認しましょう。
地震・津波・大雨・台風などの災害速報を受け取れるアプリをインストールしておくと、発生時に迅速な判断が可能になります。

 

特におすすめなのは、気象庁やNHK、各都道府県が提供している公式アプリや、Yahoo!防災速報などの民間サービスです。アプリによっては、避難所の開設情報や、エリアごとの警戒レベル、道路の通行止め状況なども確認できます。既にインストールしている方も通知が受け取れない「通知オフ」状態になっていないかもチェックしておきましょう。災害時は数分の差が命に直結します。防災の日を機に、「何の情報を」「どの経路で」受け取るのかを事前に決めておくことが重要です。

 

ラジオ・SNS・地域放送の使い分け

停電や通信障害が発生すると、スマートフォンだけに頼るのは危険です。防災の日をきっかけに、複数の情報取得手段を整えておきましょう。まず、防災ラジオは非常時の情報源として非常に有効です。特に手回し充電式や乾電池式なら、電源がなくても使用できます。気象庁の緊急情報や自治体の防災無線の内容を直接受信でき、災害発生直後の初動判断に役立ちます。

 

次に、SNS(XやFacebook、LINE公式アカウントなど)は、現場のリアルタイム情報や避難所の開設状況、通行止めなどの地域限定情報を知るのに便利です。ただし、SNSは誤情報も混ざるため、必ず公式アカウントや自治体発信情報を優先しましょう。

 

さらに、地域防災無線や防災行政ラジオは、避難指示・警戒レベルの発令などを即時に知らせてくれます。窓を閉めていると聞こえにくい場合があるので、家の中でも聞き取りやすい位置にスピーカーや受信機を設置すると安心です。

複数の情報源を持つことで、「どの経路からも情報が入らない」というリスクを減らせます。防災の日には、自宅や職場、工事現場など、それぞれの場所でラジオ・SNS・地域放送の受信環境が整っているかを点検しましょう。

 

家族・職場での情報共有ルールの再確認

災害時には、「誰が、どの手段で、誰に連絡するか」を事前に決めておくことで、混乱や情報の行き違いを防げます。防災の日は、このルールを家族や職場、工事現場の仲間と共有・更新する絶好のタイミングです。

 

家庭では、電話・メール・SNS・災害用伝言ダイヤル(171)など、複数の連絡手段を確認しましょう。特に子どもや高齢者がいる家庭では、安否確認の優先順位や連絡のタイミングを具体的に決めておくことが重要です。また、子どもが成長して学校や通学ルートが変わった場合は、集合場所や避難経路も見直しましょう。

 

職場や工事現場では、安否確認システムや緊急連絡網の更新日を防災の日に合わせてチェックするのがおすすめです。連絡先の変更、退職・異動したメンバーの削除、新規メンバーの追加などを行い、最新の状態に保ちましょう。

 

さらに、災害時に集まる場所や、現場での一次避難所・二次避難所の確認も大切です。出勤中や外回り中に災害が発生した場合でも、「最初にここへ集まる」「そこから状況を見て次へ移動する」という共通ルールを決めておくと、迅速な対応が可能になります。

 

避難ルート・集合場所・避難計画の確認

防災の日には、避難経路・集合場所・避難計画の総点検を行いましょう。災害時に慌てず行動するためには、事前に実際のルートや手順を家族・職場全員で共有しておくことが重要です。

 

避難ルートなどの確認例

  1. ・避難ルートを実際に歩いて確認
     地図やアプリで確認するだけでなく、実際に歩くことで危険箇所や通行のしづらさを把握できます。
  2. ・高齢者・子ども・ペットを連れた避難方法の検討
     抱っこひも、ペットキャリー、車椅子など、状況に応じた準備品を事前に確認します。
  3. ・災害種別ごとの避難先を複数確保
     地震・津波・洪水など、災害の種類によって安全な避難先は異なります。少なくとも一次避難所と二次避難所を設定しておきましょう。
  4. ・夜間や悪天候時の移動方法も想定
     懐中電灯、防水ジャケット、長靴などの準備も必要です。

こうした計画は、一度作ったら終わりではありません。子どもの進学、引っ越し、職場の移転など生活環境の変化や、地域の避難所運営ルールの変更があれば、その都度見直すことが大切です。

 

防災の日に見直すべき備えチェックリスト【家庭・職場別】

防災の日は、家庭・職場・工事現場すべてで備えを見直す絶好の機会です。地震・台風・豪雨などの自然災害は、場所を問わず発生します。この章では、防災の日に確認しておきたい備蓄や防災用品を、家庭用・職場用・工事現場への移動車用に分けてチェックしていきます。

 

家庭用の備蓄品(保存水・非常食・衛生用品)【防災の日に点検】

家庭では、防災の日をきっかけに、防災用品の備蓄を見直しましょう。日常的に自宅で過ごすための「基本備蓄」と、災害発生時にすぐ持ち出せる「持ち出し用防災グッズ」の両方を準備しておくことが重要です。基本備蓄は、地震・台風・停電などの災害に備えて、家族全員が自宅で3日以上生活できる量を確保。


持ち出し用は、防災リュックに非常食や保存水、懐中電灯、救急セットをまとめ、玄関や寝室近くなど取り出しやすい場所に置くと安心です。

 

防災の日に見直すべき家庭用基本備蓄リスト

防災の日に見直すべき持ち出し用防災用品リスト

職場・工事現場の安全対策用品(非常用照明・ポータブルトイレ・簡易ベッド)

職場や工事現場は、多くの人が集まり、災害時には全員の安全確保が最優先となります。家庭とは異なり、大型の防災用品や長期滞在を想定した備えが必要です。特に工事現場では、現場規模や作業員数に応じて、「全員が安全に避難・待機できる環境を作ること」が重要です。防災の日は、こうした大型備品の状態や数量を見直す絶好の機会です。

 

防災の日にこうした備品を点検し、必要に応じて補充・交換することで、職場や工事現場の防災体制を大きく強化できます。

 

移動車に備えておく防災グッズ(懐中電灯・簡易救急セット)

移動中や車での通勤・出張中に災害が発生すると、その場で待機を余儀なくされる可能性があります。車には保管スペースが限られるため、コンパクトかつ必要最低限で1日以上しのげる装備を備えておくことが重要です。特に通勤距離が長い方や高速道路を利用する方は、季節ごとの気候も考慮して準備しておきましょう。

防災用品を選ぶときのポイント【防災の日に再確認】

防災の日は、防災用品の選び方を見直す絶好のタイミングです。家庭用・職場用・工事現場用で必要な種類や数量は異なります。選び方を間違えると、いざという時に十分な役割を果たせません。

 

備蓄用と持ち出し用を分けて準備

防災の日は、防災用品の配置や種類を見直す絶好の機会です。特に工事現場では、移動車や休憩所に作業員の安全確保のための物資を最低限貯蔵しておきましょう。自宅や職場に保管する「備蓄用」は、長期的な生活維持を目的とし、水や食料、寝具などを家族・従業員の人数分×複数日分そろえることが基本です。

 

一方、「持ち出し用」は、地震や火災などで速やかに避難する際に必要な最低限の物資を、軽量かつ携帯性の高い形でまとめておくのがポイント。避難経路の近くや車内など、手に取りやすい場所に保管しておくことで、災害発生直後の行動がスムーズになります。

 

家族や作業員の人数・現場規模に合わせた数量確保

防災の日は、現在の人数や環境に見合った備蓄量を見直す絶好の機会です。特に工事現場では、作業員の人数や現場の稼働日数に応じた物資の確保が不可欠です。水や食料、防寒用品は「1人あたり1日分 × 3日以上」を目安に計算し、繁忙期や人員増加に備えて余裕を持った数量を準備しましょう。

 

家庭の場合も、子どもの成長や家族構成の変化に合わせた見直しが重要です。たとえば幼児から学童になると必要なカロリーや衣類サイズ、持ち出し用リュックの中身も変わります。また、高齢の家族が加わった場合は、介護用品や服薬管理のための備えも検討しましょう。人数や年齢層の変化に合わせた定期的な見直しが、実際の災害時の安心につながります。

 

使用期限や耐用年数の確認方法

いざという時に使えない防災用品は意味がありません。防災の日には、家庭用・職場用・工事現場用すべての備蓄品の使用期限・耐用年数を点検しましょう。非常食や保存水は賞味期限、防寒具やテントは劣化状況、発電機やライトは動作確認が必要です。期限切れや劣化が見つかった場合は、早めに交換・補充を行い、記録を残すことで次回の点検がスムーズになります。

 

おすすめはローリングストック(ローリング備蓄)の方法です。これは、日常的に使う食料や水、防災用品を少し多めに備えておき、古いものから日常で消費し、使った分を補充して常に新しい状態を保つ備蓄法です。こうすることで期限切れを防ぎ、災害時にも慌てずに済みます。

 

緊急時にすぐ取り出せる保管方法

防災の日は、防災用品の保管場所や配置方法を見直す絶好の機会です。災害時は数秒〜数分で避難判断が必要になることも多く、どこに何があるかを全員が把握しておくことが命を守ります。

 

保管方法のポイント

  1. ・玄関付近や非常口近くに持ち出し袋を設置し、避難経路上で必ず手に取れるようにする
  2. ・複数の保管場所を確保する(地震でドアが開かない場合や、1階が浸水した場合に備え、2階・寝室・屋根裏などにも分散)
  3. ・夜間や停電時でも見つけやすいよう、蓄光テープや非常灯で位置を明示
  4. ・家族・作業員全員に「何がどこにあるか」を共有し、定期的な取り出し訓練を行う

 

また、工事現場では、現場入口や安全通路沿いなど、誰でも迅速にアクセスできる位置に配置することが重要です。資材や重機でふさがれないよう、保管エリアを明確に区分し、防塵・防水ケースで保護すると安心です。

 

【防災の日に見直す基本装備】おすすめ安全用品セットのご紹介

防災の日は、非常時に必要な防災用品が本当に揃っているかを再確認する絶好のタイミングです。安全用品セットは、災害時に最低限必要なアイテムをひとまとめにしたもので、家庭はもちろん、職場や工事現場でも活躍します。避難所への移動や現場での一時待機など、あらゆる状況を想定して準備しましょう。

 

ACTY 防災リュック 25点セット【家庭用におすすめ】 

ACTY 防災リュック 25点セットは、保冷保温素材を使用した大容量リュックに、防災必需品をまとめた便利なセットです。目立つオレンジ色で避難時にもすぐ見つけやすく、軽量設計で女性や高齢者も安心して背負えます。
衛生用品から簡易トイレ、照明まで幅広く揃い、災害時の持ち出し用として家庭・職場・工事現場におすすめです。

 

車載用 防災15点セット【工事現場の移動車におすすめ】

車載用 防災15点セットは、地震・豪雪・土砂崩れなど、工事現場への移動中に発生する「もしも」に備えられるコンパクトな防災セットです。軽自動車の座席下にも収まるサイズ設計(※全車種対応ではありません)で、現場用の移動車にも常備しやすく、置き場所に困りません。保存水や保存食、携帯トイレ5回分に加え、緊急脱出ハンマーや呼子笛など、車内閉じ込めや長時間の孤立に対応できるアイテムを厳選。さらに、緊急連絡カードや給水バッグ、雨具など、車を離れて避難する際にも役立ちます。通勤や工事現場移動の安全性を高める、現場ドライバー必携の防災セットです。

 

A4ボックス巾着リュック20点防災セット【オフィス備蓄におすすめ】

A4ボックス巾着リュック20点防災セットは、防災士監修の防災用品をA4サイズの箱にまとめた、省スペース備蓄が可能なセットです。デスクの引き出しや本棚にも収納できるため、オフィス常備用として最適。夜間でも視認しやすい反射テープ付きリュックは、避難時の安全性を高めます。ラジオライト、簡易トイレ、レスキュー簡易頭巾など、災害時の初動対応から避難生活まで役立つ20アイテムを厳選。軽量かつコンパクトなので、社員一人ひとりのデスク周りに配備しやすく、BCP対策の強化にもつながります。

 

【最低3日分は備えたい】保存食・保存水のご紹介

地震や台風などの災害では、ライフラインの寸断により食料や水の確保が困難になります。防災の日をきっかけに、家庭・職場・工事現場それぞれの人数と必要日数を計算し、保存食や保存水を確保しておきましょう。ローリングストック(使いながら補充する備蓄法)を取り入れることで、常に新しい状態を保てます。

 

手羽先玄米リゾットミニ 50袋セット【オフィス備蓄食におすすめ】

『手羽先玄米リゾットミニ』は、7年間保存可能な非常食で、骨まで食べられる手羽先の旨みと、栄養豊富な玄米を組み合わせた防災食です。トマト・カレー・和風の3つの味があり、飽きずに食べられます。ミニサイズでオフィスのランチや軽食にも最適。災害時の備えはもちろん、普段の休憩時間や残業時にも活用でき、日常と防災を両立できる非常食セットです。

 

アスト 新食缶ベーカリー 缶入りソフトパン 【子どもが喜ぶ非常食】

イチゴ・チョコレート・ミルク・キャラメルの4つの味が楽しめる缶入りソフトパンセット。しっとりやわらかな食感で、非常時でも子どもや高齢者が食べやすいのが魅力です。開けてすぐに食べられるプルトップ缶採用で、調理や道具は不要。製造から3年間保存できるため、防災備蓄として常備しやすく、普段はレジャーやおやつにも活用できます。

 

MY防災 非常食1日分セットV【オフィス、車載用におすすめ】

本棚や引き出しに収まるコンパクト設計の1日分非常食セット。わずか910gと軽量で、移動車の荷物スペースにもすっきり収まり、万一の帰宅困難時や工事現場間の移動中の備えとして最適です。


スマートクッキー、ライフブレッド、安心米わかめご飯、500mlの富士山の天然水をセットにしており、食事・水分をバランスよく確保できます。備蓄スペースが限られる企業や車載用の非常食としても活躍します。

 

エコワン防災食あたたかセット【加熱セット付】

災害時に必要とされる3日分の食事を、温かく食べられる加熱セットとともにまとめた非常食セット。ご飯はすべて国産有機米を使用し、おかずは保存料や化学調味料不使用で、毎日食べても飽きない家庭の味に仕上げています。


加熱袋と発熱剤、水が付属しているため、電気やガスが使えない状況でも温かい食事が可能。地震・台風・洪水など、食料入手が困難になる災害時の備蓄に最適です。

 

7年保存 北アルプス保存水 2L×6本入り【立山の天然水を長期備蓄】

地下100mの自社採水地から汲み上げた、立山の美味しい天然水をボトリング。災害備蓄用に開発され、7年間の長期保存が可能です。容器は長期保管に適した素材を使用し、災害時にも汲みたてのような風味を楽しめます。

 

【停電・断水時の必須アイテム】トイレ関係用品のご紹介

断水や停電が続くと、トイレの使用が難しくなります。防災の日には、家庭用から工事現場用まで、人数や利用頻度に応じたトイレ用品を見直しましょう。簡易トイレや凝固剤、防臭袋は、屋外作業や避難所生活でも大きな助けとなります。特に工事現場では、大容量タイプや連続使用可能な製品を常備するのがおすすめです。

 

抗菌・消臭 災害時の緊急トイレ100回分 KBO-27100【自宅備蓄におすすめ】

断水・停電時でも水なしで使える簡易トイレセット。抗菌・消臭性能は第三者機関の試験をクリアしており、災害時の衛生環境悪化や悪臭対策に大きく役立ちます。凝固剤・汚物袋・処理袋がそれぞれ100個セットされており、家族での長期間の避難生活や在宅避難にも対応可能。トイレや洗面所に備えておけば、非常時にすぐ使用できて安心です。

 

SAFETY TOILET 100回分セット【オフィス備蓄におすすめ】

断水や停電などの災害時はもちろん、オフィスでの在宅困難時にも役立つ、長期保存可能な簡易トイレセットです。A4サイズの箱に収まり、省スペースで保管できるためデスク脇や倉庫棚に置いても邪魔になりません。


日本製の安定した原料を使用し、直射日光や高温多湿を避ければ15年間保存可能。抗菌・消臭機能付きで衛生面も安心でき、わかりやすい取扱説明書付きで初めてでもスムーズに使用できます。

 

KO377 携帯用トイレ 防災用品【車載におすすめ】

持ち運びやすく、車内や移動中の緊急時にも活躍する携帯用トイレです。老若男女問わず使いやすい形状の受け口と、こぼれを防ぐジッパー構造で安心。15年間の長期保存が可能で、日本国内の検査機関で抗菌・消臭試験に合格した凝固剤を使用。環境にも配慮した溶ける袋のeco仕様で、災害時はもちろん、渋滞や長距離移動時の備えとしてもおすすめです。

 

【避難生活の快適性を確保】生活用品のご紹介

避難所や現場での滞在が長引くと、生活の質が大きく影響します。防災の日には、懐中電灯やランタン、毛布、携帯充電器など、快適かつ安全に過ごすための生活用品を点検しましょう。工事現場やオフィスでは、従業員全員が使える共有アイテムも確保しておくと安心です。

 

マグネット付き懐中電灯

棚やテーブルの足、玄関の段差など、どんな場所にも自由に設置できる充電式センサーライト。付属のメタルシートを壁に貼り付けて本体を装着するだけで簡単設置が可能です。本体は取り外して懐中電灯としても使用でき、人感センサー搭載で自動ON/OFFに対応。マグネットタイプなので冷蔵庫や鉄面に直接取り付けでき、背面のフック差し込み口を使えば引っ掛け設置も可能です。スッキリしたデザインで、省エネ性も抜群。工事現場の夜間作業や停電時の緊急照明、家庭やオフィスの暗所照明にもおすすめです。

 

エレット 3WAY充電ラジオライト

ソーラー・USB・手回しの3WAY充電に対応し、停電時にも安心して使える多機能ラジオライト。ライト機能のほか、AM/FMラジオ、サイレン、モバイルバッテリーとしても活躍します。
コンパクトながらも、災害時の情報収集や照明確保に最適。非常用備蓄品として心強い一台です。

 

メガパワーステーション 発電機

24,000mAhの大容量で、スマホ約8台分の充電やノートPC・小型家電の連続使用が可能なコンパクト発電機。重量わずか1kg強と軽量で、デスク下や倉庫に常備しておけば、停電時でも業務を継続できます。別売のソーラーパネルからの充電にも対応しており、長期停電や現場での電源確保にも安心。

 

防災用救急箱セット 50人用

大人数が働くオフィスでの非常時に対応できる、大容量の救急セット。
三角巾や包帯、眼帯、体温計などの応急処置用品に加え、防寒用アルミシートやマスクも完備。災害時だけでなく、現場作業中のケガや体調不良時にも即座に対応できます。
アルミケース入りで持ち運びや保管もしやすく、1つ常備しておくことで、社員や避難者の安全をしっかり守れます。

家庭用はこちらhttps://www.gc-select.com/products/1179060214

 

備蓄deポンチョ100人分

毛布より手軽で、ブランケット以上の機能を持つアルミポンチョ。軽量かつ高い保温効果があり、災害時や屋外での防寒対策に最適です。撥水加工とゆったりサイズで、雨具としてはもちろん、トイレや着替え時の目隠しにも活躍。緊急時に目立つレスキューオレンジと、カサカサ音の少ない静音仕様で避難所やオフィスでも快適に使用できます。


一般的な圧縮毛布よりも省スペースかつ経済的で、避難所・オフィス・マンション・公共施設など大人数の備蓄品としておすすめです。

 

【工事現場で備える】地震・火災・停電対策用品のご紹介

工事現場は、資材や仮設設備が多く、地震や火災、停電といった災害時には大きなリスクを伴います。作業員の安全確保はもちろん、資材の飛散や延焼を防ぎ、現場の二次被害を最小限に抑えるための備えが欠かせません。ここでは、防炎ネットや垂直ネット、消火器、投光器など、工事現場ならではの災害対策用品をご紹介します。

 

多目的防炎ネット 2m×10m【火災時の延焼防止や資材飛散防止に】

燃え広がりにくい難燃ポリエチレン製の防炎ネット。軽量で持ち運びや設置が簡単なうえ、破れにくく耐久性に優れています。防水性・耐候性が高く、紫外線や風雨にさらされる屋外でも使用可能。目合が大きく、視界や風通しを確保しながら安全性を高めます。ハサミで簡単にカットでき、用途に合わせた加工も可能。資材や工具の落下・飛散防止、鳥獣害対策、日よけや間仕切りなど、多目的に活用できます。

 

建築工事用垂直ネット ブルー 1×10m KN-815【飛来落下物防止に】

軽量で展張が容易な垂直ネット。作業者や歩行者を飛来・落下物から守る設計で、仮設足場や外壁周辺の安全確保に役立ちます。難燃原着ポリプロピレンを使用し、延焼防止や外壁への色移りも防止。防炎性能と耐久性を兼ね備え、屋外現場でも長期間使用可能です。幅1m×長さ10m、目合15mmで視界や通風を妨げず、作業効率を維持します。建設現場での資材落下防止対策に最適な仮設工業会認定品です。

 

アルミ製蓄圧式粉末ABC消火器 アルテシモ・プラス【高性能・軽量モデル】

リン酸アンモニウムを90%以上含有した消火薬剤を使用し、油火災(B火災)や電気火災にも高い消火効果を発揮。従来の10型消火器に比べ、約半分の時間で消火が可能な高性能型です。容器にはアルミを採用し、従来の鉄製品より約24%軽量化。緊急時に素早く扱いやすく、ご家庭から事務所、工場、工事現場、店舗まで幅広く設置できます。初期消火の確実性を高めたい現場に最適な蓄圧式粉末ABC消火器です。

 

充電式LED 45W スライドハンドル U字アーム YC-45U【コードレス高照度投光器】

充電式・コードレス仕様で、コンセントの無い場所でも使用可能な高照度LED投光器。最大4,500lmの明るさと60°の照射角で、夜間作業や停電時の現場をしっかり照らします。USB出力機能を備え、モバイルバッテリーとしても活用可能。U字アーム部分には磁石を内蔵し、鉄部への固定やハンドル持ちなど多様な設置方法に対応します。4段階の点灯モードを搭載し、最大約65時間の連続使用が可能。防災用・工事現場用の必須照明としておすすめです。

 

インスタントエコトイレセット【工事現場や災害時に便利な組立式トイレ】

土台に4枚の側壁ユニットを載せ、便座を設置するだけで完成する簡単組立式トイレセット。組立・解体が自由で、繰り返し使用可能です。表面耐水加工を施したダンボール製で、軽量ながら耐荷重180kgを確保。工事現場の仮設トイレ補助や災害時の緊急トイレとして最適で、介護や入院時の臨時トイレにも活用できます。専用の簡易トイレセット(凝固剤・蓄便袋・持ち運び袋)が付属し、衛生的に使用可能。収納時は厚さ6.5cmとコンパクトで保管場所を取りません。

 

【オフィスや避難所向け】大型防災用品

大規模災害時、オフィス、工事現場、避難所ではその場で長期間待機する可能性があります。防災の日をきっかけに、折りたたみベッドや簡易テント、間仕切りパネルなど、非常用品の準備状況を確認しましょう。

 

マルチエアーマット ネイビー【防水加工&自動膨張式】

自動膨張式で手軽に設置できるエアーマット。本体は防水加工済みで、屋内外問わず快適に使用できます。枕部分は独立構造で、手動によりお好みの高さに調整可能。収納袋付きで持ち運びや保管もスムーズにできます。

 

救護用パーテーション あんしんウォール【プライバシー保護・迅速設置】

緊急時の救護活動や災害時の間仕切りに最適なパーテーション。蛇腹状構造で3STEPの簡単設置が可能。周囲の視線を遮りながら救護される方のプライバシーを守り、安全かつ迅速な対応を実現します。折りたたみ式でコンパクトに収納でき、保管場所も取りません。

 

クイックシェルター Lサイズ【避難所のプライバシー確保・感染対策に】

ポップアップ式で約1分で設置・撤収が可能な軽量シェルター。避難所などで簡単に個室空間を作れ、着替えや授乳も安心。空間を分けて感染症の隔離対策にも活用できます。除菌が簡単なポリエステル素材で衛生的に使用可能。

 

オフィス・倉庫の落下防止対策グッズのご紹介

オフィスや倉庫では、棚やラックに積まれた荷物が地震や衝撃で落下し、思わぬ事故や破損につながることがあります。特に重量物やガラス製品などは大きな危険を伴うため、日頃から落下防止対策をしておくことが重要です。ここでは、簡単に取り付けられる安全対策グッズをご紹介します。

 

タフガード シングル 1200mm 前付【オフィス書庫の落下防止に】

震度7にも耐えるスチール製の落下防止バー。オープン書庫などで重い書類の落下を防ぎ、地震や衝撃から安全を守ります。バーは持ち上げて手前に倒すだけで書類の出し入れが可能。使わない時は取り外しもでき、日常業務の邪魔になりません。オフィスの防災対策として設置しておくと、地震時の書類散乱や怪我のリスク軽減に効果的です。

 

イーガード 重量物ラック用 2700mm【ズレ落ち防止加工付き】

重量物を収納したラックの落下防止に最適なベルト式ガード。支柱に巻き付けて設置するだけで、内部の滑り止め加工によりズレ落ちを防ぎます。長さ2700mmまで対応し、耐荷重は約100kg。オフィス倉庫や現場の資材棚など、揺れや衝撃による落下事故防止に役立ちます。軽量(0.3kg)で取り付け・取り外しも簡単です。

 

防災の日をきっかけに日常的な備えを習慣化しよう

防災の日は、年に一度の特別な日であると同時に、家庭や職場、そして工事現場の備えを見直す絶好のタイミングです。地震・台風・豪雨など、災害はいつ起こるかわかりません。日常的に防災意識を持ち、備蓄品や安全対策を継続的に点検することで、いざという時の被害を最小限に抑えることができます。

 

家庭では飲料水や非常食、衛生用品を、工事現場ではポータブルトイレや非常用照明、簡易寝具などを整備し、定期的に状態を確認しましょう。

防災の日をきっかけに始めた行動を、日常の習慣として定着させることが、災害に強い環境づくりの第一歩です。災害は待ってはくれません。今日の準備が、明日の安心を守ります。

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